放射線科専攻医のたいがです。
これまで学生~初期研修期間を含めて、医学書150冊以上購入し、読んできました。
画像診断だけでも30冊以上になります。
今回は「鑑別診断のポイントシリーズ」についてレビューしていきます。
※本記事にはAmazon等のアフィリエイト広告が含まれています。
【鑑別診断のポイントシリーズ】
このシリーズの良いところ
- 鑑別診断に困らなくなる!!!
- 定番雑誌「画像診断」の増刊号
「画像診断」という放射線科定番の雑誌の、
増刊号のシリーズです。
以前こちらのシリーズの救急を紹介しました↓

リンクが多くなってしまって申し訳ないですが、現在救急を含めて5冊発売されています↓





前回紹介した「KEYBOOKシリーズ」は
疾患ごとに説明が載ってる辞書的なもので、
今回の「鑑別診断のポイントシリーズ」は
『小腸拡張があったら何を鑑別にあげればいいのか』
『門脈周囲浮腫があったら何を鑑別にあげればいいのか』
『T1WIで高信号の卵巣腫瘤があったら何を鑑別に上げればいいのか』
という実際の画像所見からどうアプローチしていけばいいのか、という本です。
そして実際に、所見ごとに鑑別に挙げるべき疾患が列挙されています。
なので「KEYBOOKシリーズ」とセットで読むとより効果的だと思います。
実際に僕自身が通読したのは
救急、肝胆膵、婦人科の3つなんですが、
本当にめちゃくちゃ良い本でした。
画像所見から鑑別診断を列挙してくれている本ってなかなかなくて、
読影始めた当初、特に肝胆膵・婦人科で
「この画像はそもそも何の病気の時に出てくるんだ??」
「この画像は他に何を鑑別に挙げたらいいんだ???」
って時に、開きまくってました。笑
良くお世話になった本です。(@_@)感謝
ただ「鑑別診断のポイントシリーズ」の残念なポイントなんですが、
「KEYBOOKシリーズ」ほど分野が網羅されてないんですよねー。。。( 一一)
良く言えば、鑑別診断の必要性が高い分野に絞られているともいえますが。
(まあ普通に胸部とか、消化管とか、いろいろ出して欲しいんですが笑)
それとひとつ注意点ですが、現在発売されていないものも多く、中古でしか手に入らないかもしれません(._.)
ただそれでも、非常に良い本であることは保証するので、
「鑑別診断を学びたい!」
「鑑別診断にもう困りたくない!」
専攻医~各科の先生に非常におすすめです!!
【鑑別診断のポイントシリーズ レビュー ~おすすめ画像診断本CT,MRI~ まとめ】
分野がやや限られているとはいえ、
非常に非常におすすめのシリーズです!!
KEYBOOKシリーズとセットで読むとさらに効果的です。(‘ω’)ノ
気になったらぜひ買ってみてください!
それではまたまた( `ー´)ノ
学生・研修医におすすめの厳選書です!↓



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