補中益気湯の使用目標:手足がだるい症状に加えて、下記のうち1-2症候あれば適応あり
1発語に元気がない
2目に生気がない
3口の中に唾液の白い泡がたまる
4食べ物の味がしない
5熱い飲食物を好む
6臍周囲の腹壁に大動脈の拍動を蝕知する
7橈骨動脈の拍動に力がない
参耆剤(じんぎざい):人参と黄耆を中心に体力や気力を補う漢方薬
主な参耆剤(じんぎざい)の使い分け
・補中益気湯 少陽病 「気虚の基本方剤」全身倦怠感、食後の眠気、四肢のだるさ
・清暑益気湯 少陽病 補中益気湯証+ヒートストレス
・十全大補湯 太陰病 「気血両虚の基本方剤」全身倦怠感、皮膚粗鬆症、集中力の低下、疼痛への配慮(せんきゅう・芍薬)
・人参養栄湯 太陰病 食欲不振、呼吸器症状、精神症状(帰脾湯証より軽度)
・大防風湯 太陰病 関節痛
・帰脾湯 太陰病 食欲不振、抑うつ、思慮過度
・加味帰脾湯 少陽病 帰脾湯証+のぼせ・ほてり・イライラ
漢方薬の効果判定について:
・1-2週間後に再診。
・主訴から改善するとは限らない(患者への説明も重要)。
・内服方法(温服)、容易さ(風味など)、アドヒアランス、自覚症状の変化(主訴と主訴以外の症状について)、他覚的所見(脈、舌、腹など)の変化 を総合的に評価して判定
→無効時、増悪時は漢方薬の適応を再検討
ツムラ講演会 ・演 題 : 腎臓内科領域における漢方医学入門 基本処方の考え方・使い方
・演 者 : 畝田 一司 先生(福島県立医科大学会津医療センター 漢方医学講座准教授)
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